鹿児島市の平川動物公園でホワイトタイガーに襲われた飼育員が死亡するという事故がありました。一体何故こんな事故が起きてしまったのでしょうか?
事故の概要
8日午後5時すぎ、鹿児島市の平川動物公園から「男性職員がホワイトタイガーに襲われ、意識がない」と消防に通報があった。消防が駆けつけたところ、ホワイトタイガーの展示場で、飼育員の古庄晃さん(40)が、首から血を流して倒れているのが見つかり、病院に運ばれたが、その後に死亡が確認された。
平川動物公園では、現在4頭のホワイトタイガーが飼育されている。
消防によると展示場内には、別の職員が麻酔銃で撃ったとみられるホワイトタイガー1頭が倒れていて、ほかの3頭は奥の飼育室にいたという。
目撃者はおらず、警察が当時の詳しい状況を調べている。
事故当時は閉園後で、客にけがはなかったという。
閉園後に起こった事故です。古庄さんはいつも通りにホワイトタイガーの世話をしていたのでしょうか?まさか突然襲われるなんて思ってもいなかったでしょうね。。
発見当時、古庄さんは首から血を流して倒れていたという事です。
野生の本能で首を狙ったのでしょうか?
ホワイトタイガーは
ホワイトタイガーはインドなどに生息するベンガルトラの白変種で、1950年代に初めて見つかったとされる。国内でも各地の動物園が飼育しているが、近親交配の結果、関節の形成不全といった障害がある個体が生まれたり、一般的なトラより短命だったりすることが少なくない。
出典;日テレnews24
トラ全体の数が減ってしまった現在で、ホワイトタイガーは全世界でも250頭あまり、国内には30頭ほどしかいない希少種で、飼育下でしか目にすることができないという。
かなり希少なトラですね。
トラという動物は猛獣なんで、飼育には最大限の配慮が必要ですね。
当然、平川動物公園でも最大限の配慮をして飼育していたと思われますが、
本来野生の生き物である「トラ」ですから、何が起こってもおかしくなかったでしょうね。
古庄晃さんを襲ったホワイトタイガー
飼育員の古庄晃さんを襲ったホワイトタイガーはオスで、麻酔銃で撃たれたということです。
その後、どうなったのかは情報が入ってません。
ネットの声で上がってた意見としては、
〇職員の方はお気の毒と思いますが、ホワイトタイガーを責めるようなのはやめてほしい。
殺処分とか絶対しないで欲しい。
問われるべきは管理体制の整備や強化。
出典;Yahooニュース
という意見がありました。
古庄さんが亡くなってしまったのは大変気の毒に思います。
しかし、本来野生で生きている猛獣なので、飼育していく上で、こういう事態も想定しておかないといけないと思いますね。
古庄晃さんのご冥福をお祈りいたします。
追記:園長の会見
9日午前11時から記者会見した平川動物公園の石堂昭憲園長は「原則、飼育担当者と動物は一緒の空間に入らないことになっている。今回はそれが一緒になってしまった。40歳という非常に若い優秀な飼育員だったので、大変残念だ」と述べました。
古庄さんは福岡県行橋市出身。熊本県阿蘇市の動物園「阿蘇カドリー・ドミニオン」で05年から15年までクマの飼育員として勤務した。一緒に働いたという職員は「クマのことで分からないことがあったら古庄さんに聞けと言われるぐらい頼りにされ、動物好きな方だった。こういったことになり言葉がない」と話した。16年4月に平川動物公園に転職し、当初から猛獣を担当。関係者によると「大きく明るい声で子どもたちに動物の説明をするなど、仕事熱心で信頼できる職員だった」という。
園側として、何故襲われてしまったのかわかってない感じですね。。
古庄さんはベテランの飼育員だったのでなおさらだと思います。
勤務態度も非常にまじめで、猛獣の扱いには慣れていた飼育員、今回は残念な結末になってしまいました。再発防止策が急がれますね。
ホワイトタイガー「リク」は殺処分せず
古庄さんの遺族から「(リクを)平川で飼育してください」と言われたことを明らかにし、殺処分せずに飼育を続ける考えを示した。とりあえず良かったです。
園側は今後、トラと同じ空間に飼育員が入らないようにするという対策をするという。
石堂園長によると事故当時は、飼育員がおりを掃除している時間帯だという。園のルールでは「同じ空間に人とトラが入らないようにする」ことにしており、通常の手順では「展示用のおりからトラを寝室に移動させ、おりと寝室の間の扉を施錠してから、おりの掃除に入る」という。
「何らかの原因で古庄さんがトラと鉢合わせてしまった。原因については推測になってしまう」と話した。
事故があった平川動物公園
鹿児島市にある平川動物公園です。
平川動物公園のHPはこちら
ネットの声
〇このホワイトタイガーと飼育員の関係はわからないけど、たとえ赤ちゃんの頃から育てたとしても、すごく懐いていたとしても、猛獣だもんね。
動物園で生まれ育ったのだとしたら、狩りとかもしたことないし、人を襲うつもりではなかったけれど、思わず力を入れすぎたとか、たまたま機嫌が悪くて攻撃したら心肺停止になるほどの力だったって可能性もある。
同じ空間には居てはいけない関係だよね。
そんなこと、飼育員なら百も知ってたと思うけど、どうしてこうなったんだろう。〇助かって欲しいと願ってましたが、ダメだったかぁ。。
動物が好きな方だからこの仕事を選んだであろうに。悲しすぎます。ご冥福をお祈りします。〇動物の野生の本能が出ると怖いですね。
武器を持たない人間は無力です。
こういう事故があるたびに、飼育員という仕事が油断のできない命がけの仕事なのだと痛感します。
飼育員になった人は動物好きな方が多いと思います。
今回亡くなられた古庄さんのご冥福をお祈りいたします。