中村精寛容疑者(40)のドライブレコーダーで殺意の裏付け。
バイクに追い抜かれてから追突するまでの1分間、約1キロにわたるあおり運転の詳細を、客観的な映像で裏付けた。殺人罪適用は異例。
中村精寛容疑者 あおり運転の殺意の裏付け
7月2日に起こった「あおり運転」で22歳の高田拓海さんが死亡した事故で、
大阪府警はドライブレコーダーの映像で殺意の裏付け、立証をした。
府警は当事者となった中村精寛容疑者の車載レコーダーのほか、近くを走行していた別の車のレコーダーも分析。中村容疑者が被害者のバイクに追い抜かれてから追突するまでの1分間、約1キロにわたるあおり運転の詳細を、客観的な映像で裏付けた。
車線変更時にぶつかったのではなく、後ろから追突したという事故の態様も殺意を立証する上で大きなポイントになった。「バイクをあおり続け、最終的に真後ろからぶつかっている。『前をよく見ていなかった』という過失の主張は成り立たない」(捜査関係者)
中村精寛容疑者「はい、終わり」
ドライブレコーダーには事故直後に「はい、終わり」と話す音声記録が残っていたという。
事故を起こしてしまった事を後悔からの発言とも取れるが、大阪府警は「未必の殺意」
をうかがわせる事情の一つとして重視しているという。
この事故は記憶に新しいですね。
関連記事:【大阪】中村精寛容疑者 あおり運転が原因か? 高田拓海さんを死亡させる 追記あり
追記:中村精寛容疑者殺人罪で起訴へ
検察は殺意が立証できるとして、23日にも殺人罪で中村容疑者を起訴する方針だという。
「あおり運転」で殺人罪が適用されるのは極めて異例という。
亡くなられた高田拓海さんのご冥福をお祈りいたします。