絶滅危惧種の二ホンライチョウの卵が自然ふ化せず。
無精卵の可能性があるという。
絶滅危惧種二ホンライチョウ
季節が変わってもすみかを移動せず丸一年を同じ地域で過ごす留鳥であり、気温が激しく低下する冬場においても、それ以外の季節と同様、高山で暮らす
出典;Wikipedia
国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の人工繁殖に取り組む富山市ファミリーパークは27日、自然ふ化を試みていた卵3個がふ化しなかったと発表した。無精卵か、ごく初期に成長が止まったとみられる。
同パークによると、人工繁殖事業で自然ふ化は初の試みだった。5月23~28日に産卵した卵を母鳥が28日から温めていたが、ふ化予定日の6月19日を過ぎてもふ化しなかった。光を当てて卵の中身を確認したところ、ひなの影が見えなかった。
担当者は「いずれ、自然抱卵は取り組まなければいけない課題ではある。今年得られた情報を生かし、一番良い環境設定を議論していきたい」と話した。
今年、同パークでは飼育していた雌が11個の卵を産み、人工ふ化で6羽のひながかえった。このうち12~13日にふ化した3羽は体重が53~60グラムになり、順調に育っている。
今に始まったことではなく、かなり前から二ホンライチョウは絶滅危惧種だったみたいですね。
富山県が調べた個体数があります。
昭和47年からのデータですが、さほど激減したわけでもなくの数字です。
しかし、日本にこれだけしかいないのか?って考えてしまいますね。
かなり貴重な絶滅危惧種になりえますね。
渡り鳥のように場所を移動する鳥ではなく、場所を全く移動しない留鳥で、縄張りを持ち生活してます。
一夫一婦制
基本的には一夫一婦制の鳥ですが、同じ縄張りに二羽メスがいた場合、一夫二婦制になることもあるみたいです。縄張りを持てないアブレオスもいるとの事。
なかなかデリケートな野鳥ですね。
「雷鳥」はJR北陸線の特急の名前にもなってました。
まとめ
貴重な絶滅危惧種「二ホンライチョウ」
富山県のみならず、皆さんで保護し絶滅しないようにしてほしいものですね。