古代ローマの地獄の門、動物が死ぬ謎を解明

2018.03.10

古代ローマの地獄の門、動物が死ぬ謎を解明

観光者がこぞって訪れたヒエラポリスの神殿。神殿の下にある洞窟はかつて地下世界への入り口とされ、人々は鳥や雄牛などの動物が死んでいくのを畏敬の念とともに眺めました。この「地獄の門」の謎が解けたと研究者のチームがこのほど発表しました。

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遂に解明された謎


「地獄の門」で動物が死ぬメカニズムを科学者のチームが提示

現代のトルコに位置するこの洞窟は、冥界の神プルートにちなんで「プルトニウム」と名付けられました。「死の息」を吐き出しており、一帯に近づいた場合、生贄の動物を先導する聖職者以外のあらゆるものが死ぬと考えられていました。

しかしハーディー・プファンツ氏ら火山学者で構成される研究チームはこのほど学術誌で、現場の奥深くにある地表の亀裂から高濃度の二酸化炭素(CO2)が放出されており、死に至る場合もあるとの論文を発表。携帯式のガス分析装置を使用し、CO2濃度が洞窟の入り口では4~53%、内部では91%に達することを突き止めました。

プファンツ氏は、「CO2濃度が5%よりかなり低くても、人間を含む哺乳類には問題となる」と説明。濃度7%以上の場所に長く滞在していると、発汗や目まい、頻脈につながると指摘しました。さらに濃度が高まった場合、窒息に至る可能性もあるとしています。

このため、洞窟に入った動物は即死しました。プファンツ氏によれば、今回の研究に当たった期間だけでも、鳥やネズミのほか70匹以上の甲虫が死んでいるのを見つけたといいいます。

研究チームはまた、聖職者が影響を受けなかったのは動物との身長の違いにあるとの説も提示。酸素より重いCO2は地表近くにたまるが、動物の鼻孔はその高さにある一方、聖職者はそれより高い位置にいるため問題が生じなかった可能性を示しました。

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ヒエラポリスの場所

ヒエラポリスはトルコ西部のデニズリ県にあり、パムッカレの丘の一番上にある遺跡です。パムッカレと共に「ヒエラポリス・パムッカレ」として世界遺産に登録されました。ヒエラポリスとは「聖なる都市」という意味です。

ヒエラポリスとは?

ヒエラポリスは、紀元前190年にペルガモン王国のエウメネス2世によって建設された都市で、2世紀にローマ帝国の支配下に置かれました。以後、パムッカレから湧き出る温泉を利用し、帝国の保養地として繁栄しました。

たびたび地震が起こり損害を受けましたが、ローマ帝国の庇護のもと復興していました。しかし支配が東ローマ帝国へと変わり、セルジューク朝が攻め込んでくると、ヒエラポリスは滅びへと向かいます。そして致命的打撃となったのが、1354年の大地震でした。都市は崩壊し、廃墟となってしまったのです。

そんなヒエラポリスには、ローマ帝国時代の遺跡が多く残されています。ローマ式の円形劇場は、2世紀にハドリアヌス帝によって建てられたもので、保存状態も良く、当時のローマの勢いを感じることができます。また、アポロ神殿や浴場の跡が残っています。

ネットの反応は

わかってしまえばどうと言うことないが
聖職者云々の話は興味深い話だな。

ギリシャの信託所にも二酸化炭素が湧いていて
それで意識もうろうになった巫女が信託を話したとか
こういう、古代の人にはわけわからんところが神聖扱いされてたんだね

やってる側は毒となる気体が重くて下に溜まっているということは理解してやっていたんだろうな
無知なな大衆に分かりやすいショーを見せて権威付けするエリート達か

パムッカレの上にあるローマ遺跡だな。
ちなみに石灰石に塩酸かけると
CO2発生しますね。
理科実験www

誰でも想像できそうなことだしちょっと調べればすぐわかるようなことなのに

仮説は誰でも思いつくがそれを科学的に証明するのは容易じゃないんだろ

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